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長年の実績がある、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬

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主なベンゾジアゼピン系の睡眠薬

一般名(商品名) 半減期 副作用 特徴
トリアゾラム
(ハルシオン)
約3時間 筋弛緩作用、もうろう感、記憶障害など ・効果が強い
・リバウンド(※4)が起こりやすい
・抗不安作用がある
ブロチゾラム
(レンドルミン)
約7時間 健忘、ふらつきなど ・翌朝への影響が比較的少ない
・効果が出るまでの時間が比較的短い
リルマザホン
(リスミー)
約10時間 もうろう感、記憶障害、目覚めの悪さなどが見られることも ・筋弛緩作用が弱いので、高齢者に向いている
ロルメタゼパム
(エバミール)
約10時間 もうろう感、記憶障害、目覚めの悪さなどが見られることも ・肝障害のある方や、代謝力の弱まっている高齢の方でも使える
・筋弛緩作用が弱いので、高齢者でも使いやすい
フルニトラゼパム
(ロヒプノール)
7~15時間 筋弛緩作用、ふらつき、目覚めの悪さなど ・効果が強め
・翌朝への影響が比較的出やすい
・中途覚醒や早朝覚醒の悩みがある方に向いている
クアゼパム
(ドラール)
35~40時間 目覚めの悪さ、日中の眠気、筋弛緩作用など ・作用時間が長いので、翌日への影響が出やすい
・高齢者の服用には注意が必要
・食事の直後の服用は要注意
・抗不安作用が強い

 
 

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、昔から使われ続けている睡眠薬です。今でこそ、新しく開発されたタイプの睡眠薬が使われることも増えてきていますが、今でもベンゾジアゼピン系の睡眠薬は良く処方されています。

 

ここでは、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の一般的な特徴や副作用などについて説明します。

 

 

 

 

1960年から使われ続けている睡眠薬

ベンゾジアゼピン系睡眠薬
 

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が誕生したのは1960年台で、今から50年以上も前のことです。その頃から今日まで、広く処方されているため、実績は十分な睡眠薬のグループになります。

 

長期間世界中で使用され続けてきたため、『ベンゾジアゼピン系の睡眠薬の服用によってこんな副作用が生じた!』という報告もたくさんあります。ですが、データが十分に蓄積されているため、どのような副作用が生じる可能性があるか、副作用を防ぐにはどのような点に注意すべきか、ということもわかっています。

 

 

ですので、お医者さんの指示にしたがって使っている限り、それほど怖い睡眠薬ではありません。

 

 

 

 

 

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の特徴とは?

睡眠薬の特徴
 

比較的睡眠効果が強い

ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬やメラトニン受容体作動薬と比較して、催眠効果が強い睡眠薬です。そのため、例えば最初は非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を試してみて、効果が弱ければベンゾジアゼピン系の睡眠薬を使う、という方法がとられることもあるようです。

 

 

 

催眠効果だけでなく、抗不安作用、筋弛緩作用、健忘作用がある

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬には、催眠作用だけでなく、抗不安作用、筋弛緩作用、健忘作用があります。

 

抗不安作用・・・不安を和らげる作用で、不安が原因で不眠が生じているときには抗不安作用をもつ睡眠薬が効果的です。

 

筋弛緩作用・・・筋肉の力が弱くなる作用で、ふらつきや転倒が起こりやすくなります。特に高齢者は注意が必要です。

 

健忘作用・・・睡眠薬を服用した後の記憶がなくなる作用です。

 

 

ちなみに、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬や、メラトニン受容体作動薬の場合は、抗不安作用と筋弛緩作用が起こりにくくなっています。

 

 

 

 

 

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用や、服用の際の注意点とは?

睡眠薬の副作用
 

副作用が起こる場合があります

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬やメラトニン受容体作動薬と比較すると、副作用が起こりやすくなっています。起こりうる副作用としては、筋弛緩作用、一時的な記憶障害、目覚めの悪さ、頭痛、めまい、喉の渇き、集中力の低下などがあります。

 

注意するべき副作用は、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬の中でも、それぞれの睡眠薬毎に異なるので、服用する睡眠薬の特徴をしっかりと把握しておきましょう。

 

 

ですが、副作用はきちんと医師の指示にしたがって服用している限り、そこまで深刻な問題になることは多くありません。

 

 

 

 

短時間作用型の睡眠薬の場合、リバウンドが起こりやすくなります

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の中でも、作用時間が短いもの(トリアゾラムなど)は、服用をやめたときにリバウンドが起こります。具体的には、一時的に服用前よりも不眠が悪化したり、他の体の不調が起こります。

 

ですが、時間をかけて少しずつ睡眠薬の量を減らしていくことで、リバウンドは抑えることが可能です。くれぐれも、自己判断で服用を中止したり、服用量を変えないようにしましょう。

 

 

 

 

 

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒など幅広く対応

睡眠薬
 
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬の中には、トリアゾラムのような半減期が3時間程度のものから、クアゼパムのように半減期が40時間程あるものまで、作用時間が様々な睡眠薬があります。

 

そのため、入眠障害だけでなく、中途覚醒や早朝覚醒など、不眠の悩みに合わせた睡眠薬を選択することができます。

 

 

一方で、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬や、メラトニン受容体作動薬の場合は、半減期が短いものが多いので、中途覚醒や早朝覚醒には対応しづらいのです。そのため、中途覚醒や早朝覚醒には、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が処方される場合が多くなっています。

 

 

 

 

 

以上、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の特徴について説明しました。ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬やメラトニン受容体作動薬と比較すると副作用が起こりやすいのですが、そこまで深刻になる必要もありません。ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を服用して命に関わるとか、ボケるとか、依存してしまうとか、そういったことはないのです。

 

きちんとお医者さんの指示にしたがって、用法・用量を守って服用することが大切ですよ。

 

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